通信制の高校としてたびたび話題になるN高校ですが、ネットでは「恥ずかしい」などの声が聞こえてきます。
そこで、N高校は恥ずかしいのか?評判やデメリットなどを調査しました。
- N高校とはどんな学校?
- N高校は恥ずかしい?恥ずかしいと言われる理由は?
- N高校のネットでの評判は?
- デメリットやメリットを紹介
- 偏差値や入試内容は?
N高校出身の有名人や、一般の学校にはない学び方などN高校の特長を交えて紹介していきます。
N高校とは?
N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する通信制・単位制の高校です。
名称 | N高等学校(エヌこうとうがっこう) |
運営 | 学校法人角川ドワンゴ学園 |
本校所在地 | 沖縄県うるま市与那城伊計224 |
コース(専攻) | ネットコース・通学コース・オンライン通学コース・通学プログラミングコース |
通学キャンパス数 | 全国43か所 >>キャンバス所在地はこちら |
公式サイト | N高等学校 |
2015年に開校し、2023年8月時点で生徒数は2万人を超えています。
学校名の”N” には「Net」「New」「Next」「Necessary」「Neutral」など意味が込められています。
N高等学校は今までの高校の概念を打ち破る自由で斬新なカリキュラムや学習方法が特徴です。
- ネットを活用した学習
- 自由度の高いカリキュラム
- 充実した課外活動
ほとんどの授業をインターネットで配信しているので、生徒は自分のペースで学習を進めることができます。
必修科目のほかにもたくさんの選択科目が用意されているので、生徒の興味や関心に応じて学びを深めていくことができます。
高校ですが、大学や専門学校にも負けないほどの特別講義や様々な体験をすることができるため、志の高い学生が全国から集まっています。
N高校は恥ずかしい?
N高校が恥ずかしいかどうかは人それぞれですが、やりたいことをしっかり学べる高校と言う意味では、恥ずかしいと思い必要は全くないと言えます。
評判や口コミとして、N高校は恥ずかしいという意見が出るのは、ネットを活用した学習を行っている通信制高校だからです。
- 通信制の高校で毎日決まった時間に登校しないから
- 課外活動で「遊んでばかりいる」と思われるから
- 新しいことをしているから
多くの高校の毎日登校する必要がないため、学校も行かずに家にいる、勉強もせずに怠けているという偏見を持つ人が一定数いるからでしょう。
また、N高校はプログラミングや動画制作、声優やファッション、ダンス、料理、投資など様々な課外活動があります。
そのような課外活動が一部の人に「遊んでばかりいる」というイメージを与えてしまい、「恥ずかしい」と捉えられてしまうこともあるかもしれません。
新しいものや斬新なものはいつの時代も最初は辛辣な意見が集まるものです。それだけ新しいことをやっているという評価だと思えば、気持ちも楽になりますね。
いずれもイメージで高校を評価している人たちの意見なので、N高校で学びたいという気持ちがあるのであれば、気にしなくてよいと思います。
N高校は評判が悪いって本当?
N高校は、従来の高校とは異なる新しい形の高校であるため、一部の人からは、理解されにくい面もあるかもしれません。
高校進学は本人の意思と親御さんの了承の上に決めるものなので、学校の歴史が浅いためなかなか理解してもらえない部分もあるのかもしれません。
実際にネットで進学希望の学生さんや親御さんの意見を調べると様々なものを見つけることができました。
ZEN大学楽しそうだな。小説家コースとかあったら興味あるかも(KADOKAWAとドワンゴが運営だし?)。
— 猫村まきこ (@Makiko_Book) June 4, 2023
N高校も進学するには良いと思う。大学進学するにしても、中途半端な進学校はかえって余計な授業が邪魔だからね。
もし子どもが行きたいと思っていたら、通信に行かせてあげたい。#ZEN大学#N高校
運営が角川ドワンゴということもあり、書籍やエンタメ業界を目指すなら良い高校かもしれないという意見でした。
高校のその先に生徒自身が何を思い描いているか、明確なビジョンがあるのであればとても良い学校だと思います。
N高校て娘の同級生やった子が高校やめてここに行って 今はとても楽しんでるの聞いています!プログラミングで有名企業からオファーもらって頑張ってるって!高校生なのにね。それだけでも娘と違うなって
— ねこちゃん💕 (@1Shoutan) July 11, 2020
娘の高校なんて通うだけでマイナスしかないのに…。私がもっといろいろ知っていればな…。
他の高校をやめてN高校へ入学した方もいるようです。
興味を持ったことをしっかり学べるという面がN高校の強みの一つですよね。
全日制が大変で息子はN高へ転学した。
— Michia (@Michia19597114) February 18, 2019
しかし、中学の時不登校でもなかった、むしろ優等生が、4月の最初からN高校に入学していたと最近知った。しかも二人も。
やりたいことが決まってれば全日制必要なくない?と中学で気付き選択する子もいると驚く。
週に5日間同じ時間に通学するのが苦手な人もいますよね。
いろんな考え方や生活習慣の生徒でも、無理なく学べるのはN高校の特長とも言えますね。
ウチのマドは進級できるのかな?中学から高校に上がる時、仲良しの子が成績悪いから通信へ行けと追い出されたからビクビク、、。その友達はN高校に移った。髪の毛染めて好きにやってるらしい。そっちの方が合ってたのか否か?不明。
— とまとま (@tomatoma69) February 23, 2021
成績が悪い生徒は通信制に行け、という意見がまだまだ根強くあるのも現実のようです。
N高校はいろいろな個性を持った生徒が全国にいるので、自分に合っているものを見つけるにはいい場所になりそうですね。
もっと批判的な意見が多くみられるのかと予想していたのですが、N高校に対しては肯定的な意見が多く、世間によい印象を持たれていることが分かりました。
自分の思い描く未来に向けて、しっかりと学び、能動的に行動できる人にとってN高校はとても魅力的な高校だということが分かりました。
N高校を選ぶデメリット
N高校を選ぶデメリットは、以下のことが挙げられます。
- 学費が高額・パソコンやネット環境が必須
- 自主性が必要
一般的な高校とは違い、N高校は専門性の高い授業を選択することができます。
ネットコースを選んだ場合は、授業を受けるための環境が必要になります。
通学コースを選んだ場合でも、課題や部活に参加するのにはネット環境を整備する必要があります。
また、N高校は自主性がないと多くのことを学ぶことができません。
一般的な学校のように、登校して授業に出席すれば卒業できるという甘いものではないのです。
以下で詳しく紹介していきます。
パソコンやネット環境が必須
N高校は、ネットを活用した学習を行っている通信制高校です。
そのため、必修授業の映像学習やレポート、課外授業の映像授業の多くはタブレット、パソコンなどのデバイスを用いて学習していきます。
またプログラミングやeスポーツはパソコンの利用が前提となっていて、スペックもある程度のものが必要になります。
すべてのコースでハイスペックなパソコンが必要なわけではありませんが、満足の行く学びを得るためには必須と考えておくべきです。
自宅のネット環境もある程度の高速回線が必要です。動画再生やZoomなどのオンラインツールを遅延やカクつかない程度に通信できる速度は最低限必要となります。
自主性が必要
自由度が高いため、学習を自ら進める自主性がなければ、卒業が困難になる可能性があります。
一般的な学校では、決められた授業内容を学びテストで成績が決まるというある程度のレールが敷かれていますが、N高校は違います。
プログラミングや動画制作、声優、ファッション、料理など、さまざまな課外活動が用意されていますが、参加には生徒本人からの申込が必要です。
つまり、自主性をもって能動的に行動しなければ何も得られないということです。
もちろん、職員による学生のサポートもありますので、何がしたいか迷った時などは相談や提案をしてくれますが、最終的に動くか動かないかは、学生本人が決めることです。
N高校は、しっかりと学び、将来の目標を達成したい人にとって魅力的な高校ですが、その魅力を最大限に活かすためには、自主性を持って学ぶ姿勢が求められます。
N高校を選ぶメリット
N高校を選ぶメリットはたくさんあります。
- 一般の高校ではできない様々な体験をすることができる
- 自分にあった学習方法で自由に時間を使うことができる
- 手厚いサポートを受けることができる
その他にも、特別講義が充実しているため、興味を持った分野を深く学んでいくことができます。
各分野のスペシャリストがゲスト講師として講演を行う為、教科書には載っていないリアルは学習をすることも可能です。
もちろん、高校卒業の資格も取得できるので、大学進学を考えている学生にも選ばれています。
様々な体験ができる
N高校では、一般の高校ではできないさまざまな体験ができます。
- プログラミングや動画制作、声優、ファッション、料理など、さまざまな課外活動に参加する
- 職業体験や留学プログラムなど、リアルな体験をする
- オンライン上で、さまざまな人と交流する
- 自分の興味や関心に応じた学び方をする
N高校は、自分のペースで、自分の興味や関心に応じた学び方ができる高校です。そのため、さまざまな体験を通じて、自分を成長させることができます。
時間を自由に使える
N高校には、ネットコース・通学コース・オンライン通学コース・通学プログラミングコースがあります。
ネットで受講するネットコースとオンライン通学コースは、自分で時間割を選んだり自由に学ぶことができます。
通学の移動時間もありませんので、自分のスケジュールに合わせて時間を自由に使うことができます。
通学コースは、週5日・週3日・週1日から選択できるので、自分のペースにあわせることができます。
自分に合った学び方ができるので、時間を有効に使え、勉強以外の生活も充実してきそうですね。
手厚いサポートが受けられる
N高校には、スクールサポート、進路サポート、テクニカルサポートなどたくさんのサポートがあります。
一人の生徒につき、複数名のメンターが付くメンター制度を採用しています。
N高校は毎日通学しないからこそ、気軽になんでも聞ける・相談できる場所を作りたいという思いが強いです。
また、個人面談や三者面談、進路相談もカリキュラムに含まれているため、学生自身が自分の将来や進路について考えられる環境づくりを行っています。
特に進路相談には力を入れていて、オンライン面接練習や履歴書の添削もサポートの一環として行っています。
角川とドワンゴは発信を得意とする企業ですから、強みを生かせそうですね。
N高校の偏差値はどのくらい?
N高校には偏差値がありません。
学力を測定して、入学の合否を決めているわけではないので、偏差値がないのです。
さらにネットコースやオンライン通学コースでは、入試もありません。
ネット上で出願をし、書類選考に通れば入学することができます。
通学コースを希望した場合のみ、入試で筆記試験と面接がありますが、筆記試験は学力テストではなく、作文が出題される様です。
学校側はN高校の学び方を理解しているか、N高校に入ったら何をしたいかなどの学生の意思を試験で見ているという噂もあります。
自由な学び方を採用しているため、偏差値などで示される学力よりも学びたいという志が重視されているのですね。
N高校出身の有名人はいる?
N高校出身の有名人は、以下の人たちがいます。
- 池田 美優みちょぱ(タレント)
- 上野愛咲美(女流棋士)
- 大島綾華(女流棋士)
- 加藤結李愛(女流棋士)
- 広瀬優一(プロ囲碁棋士)
N高校は、2015年に開校したばかりの新しい高校ですが、すでにさまざまな分野で活躍する卒業生を輩出しています。
棋士が多いのに驚きました。棋士といえば、長時間の対局を行ったり、生活のほとんどを対局の研究に費やしているイメージがあります。
自分のやりたいことに時間をさけるN高校のシステムにとてもマッチしてるんですね。
芸能界など時間が不規則な業界に身を置く学生にとっても、空いた時間で自主的に学べるN高校は相性が良いように感じます。
これからもっともっとN高校出身の有名人が増えそうですね。
N高校は恥ずかしい?評判やデメリット・偏差値なども調査!まとめ
今回はN高校が恥ずかしいと言われる理由や評判などを紹介してきました。
結論としては、恥ずかしいという意見はこれまでの通信制高校のイメージから発したもので、多くの人からは恥ずかしいとは思われていないことが分かりました。
ネットでの評判も良いものが多く、新しい学び方として認知されてきている印象を受けました。
N高校を選ぶデメリットとメリット、偏差値などについても紹介しましたので、参考にしていただけると幸いです。
N高校はやりたいことが見つかっている方や、挑戦してみたい分野がある方には、とても魅力的な学校ですね!
コメント