貼った切手の料金で足りるか不安な時や手持ちの切手でぴったりないときに、切手は多くても大丈夫なのでしょうか?
切手を多めに貼ってもちゃんと届くのか心配になる方も多いと思います。
そこで切手を多めに貼った郵便物にまつわる疑問を調査しました!
- 切手を多めに貼るのは問題ない?ちゃんと届く?
- 多めに貼った切手は返金できる?
- 切手を多めに貼るのはマナー違反で失礼なこと?
郵便料金の形態や過払い返金ができる期間などを含めて、解説していきます。
切手を多めに貼るのは問題ない?
切手を多めに貼っても問題ありません。
計量したときに重さが超過ぎりぎりだった場合や、手持ちの切手を消費したいなどの理由で郵便料金より多い金額の切手を貼って出すことはよくあります。
返信用の封筒を同封する際など、返信相手に気をつかわせないために多めに貼ることもよくあることです。
料金が足りない場合は料金不足のため返送されることがありますが、多い分には問題ありません。
多く貼って投函しても、自動的に返金されることはありませんので、差出人が損をすることになります。
とはいえ、不足分の切手をわざわざ買いに行くのも面倒ですし、「足らないよりは多めに貼っておこう」という選択をする人が多いです。
切手を多めに貼ってもちゃんと届く?
切手を多めに貼ってもちゃんと届きます!
料金不足の場合は、返送されたり届け先に料金が請求されることがありますが、切手の金額が多めの時は普通の郵便と同じように消印が押されて届きます。
多くても問題なく届き、受取人が切手の金額超過であることにも気づかないことも多いでしょう。
やっと出してくるよ😭
— リリ (@tnrr_j) March 22, 2022
ここからなら明後日届くだろうからワンチャン出国前に読んで🥹
怖すぎて切手多めに貼ったし戻ってこないでね🫣 pic.twitter.com/loxs95bN7f
多めに貼っても、配達が早くなることはありませんが、少ないよりは多めにことで返送される原因をひとつ取り除くことができますね。
過払いの切手は返金できる?
多めに貼ったけどやっぱり正規の値段で発送したいと思い直したら、過払い分の切手を返還してもらうことができます。
ただし、過払い分を請求できるのは差出人のみで、手続きには印鑑が必要です。
過払料金は、1 年以内にその料金を支払った者からの請求があった場合に、現金又は郵便切手若しくは郵便葉書で返還します。ただし、郵便切手で料金が支払われた場合であって、過払額が 100 円以上であるときは、上記にかかわらず、郵便切手又は郵便葉書で返還します。
過払料金の返還条件の変更 (japanpost.jp)
過払料金は1年以内が有効期限で、過払い額が100円以上の場合は、切手またはハガキでの返還となります。
99円以下であれば、現金でも返金可能です。
料金超過の返金方法!
多く貼ってしまった切手を返還してもらう手続きは郵便窓口で行います。
持ち物:印鑑、多く貼った切手の郵便物
- 郵便窓口(ゆうゆう窓口でも可)に出向く
- 「損害賠償郵便料金返還請求書」を記入・押印
- 多く貼った切手とその郵便物を一緒に窓口へ出す
郵便局窓口で「損害賠償郵便料金返還請求書」を記入して 提出するだけなので、手続きはとても簡単です。
封筒やはがきの余白部分に「過誤納処理済」と印が押され、差出人に過払い料金が返還されたことが記載されます。
金額以上を貼るのはマナー違反で失礼になる?
金額以上の切手を貼ることはマナー違反とまでは言いませんが、送る相手先によっては大雑把な印象を与えてしまう可能性もあります。
特に気を付けたい送り先は、大事な得意先や面接を希望する採用担当あての封書です。
相手がどういう印象を持つかはわかりませんので、正規料金の切手で差出た方が無難と言えます。
また最低限のマナーとして、大量の切手を貼るは避けた方が良いでしょう。
どんな貼り方をしても郵便は配達されますが、受取人が不快に思うような切手の貼り方はマナーとして遠慮しましょう。
日本郵便のサイトにも切手のマナーについて記載がありましたので、参考にしてみてください。
郵便料金はいくら?
郵便料金はサイズや重さによって料金が変わってきます。
郵便には定形郵便物・定形外郵便物(規格内・規格外)の料金形態があります。
- 定形郵便:重量50g以内、各辺の長さ23.5cm×12cm×1cm以内
- 定形外郵便(規格内):重量1kg以内、各辺の長さ34cm×25cm×3cm以内
- 定形外郵便(規格外):重量4kg以内、最長辺が60cm以内で縦・横・厚さの合計の長さが90cm以内
定形郵便物は一般的に売られている用紙を折って入れるタイプの封筒サイズで、定形外郵便物(規格内)はA4用紙を折らずに入れられるタイプの封筒サイズです。
いずれも重さによって料金が増える料金システムになっています。
重さ | 定形郵便 | 定形外郵便(規格内) | 定形外郵便(規格外) |
---|---|---|---|
25g以内 | 84円 | 50gと同じ | 50gと同じ |
50g以内 | 94円 | 120円 | 200円 |
100g以内 | なし | 140円 | 220円 |
150g以内 | なし | 210円 | 300円 |
250g以内 | なし | 250円 | 350円 |
500g以内 | なし | 390円 | 510円 |
1kg以内 | なし | 580円 | 710円 |
2kg以内 | なし | なし | 1040円 |
4kg以内 | なし | なし | 1350円 |
郵便物を計量するときは、封筒に送付したい書類をすべて入れた状態で量りに乗せ、貼る予定の切手も一緒に計量しましょう。
封をするのに両面テープやのりなどを使用する場合は、その分の重さも加算して切手の料金を選択しましょう。
※掲載している郵便料金は2023年6月のものです。郵便料金の確認は日本郵便サイトで最新のものをご確認ください。
最新の郵便料金ついて>>国内の料金表(手紙・はがき) – 日本郵便
切手を多めに貼るのは問題ない?届くのか過払いの返金についても調査!まとめ
手元に少額の切手がないときや料金が足りるか不安は時など、切手を多めに貼っても問題なく届くことが分かりました。
切手を貼ってしまった後に「やはりぴったりの料金で送りたい」と思った場合は、過払料金を返還してもらうことができます。
多めに貼ってもマナー違反ではありませんが、受取人にどんな印象を与えるかはわかりません。
きっちりとした面を見せたいのであれば、郵便局に持ち込んで計量を行ってもらい発送すると間違いないです。
郵便料金の改定があるたびに1枚では使えない切手がたまっていくので、相手を選んで積極的に使っていきたいですね!
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