台風で運休や欠航の時はホテルに連泊できる？帰れない時の対処方法も調査

台風の影響で列車の運休や飛行機の欠航が決まり、旅行先に連泊せざるを得なくなったときは焦りますよね。

そこで、台風で帰れなくなった時はホテルに連泊できるのか、またその対処方法を調査しました。

• 台風で欠航や運休になったときはホテル連泊や延長はできる？
• 台風が原因で運休や欠航になった場合、宿泊費用は自己負担？安い料金体系はある？
• 欠航や運休で帰れない時にやるべき対処方法
• どうしても宿泊先が見つからない時はどうすればいい？

運休や欠航が確定したときにやるべき対処方法とキャンセル料や延泊代が安くなる可能性もまとめました。

台風で欠航や運休になったときはホテルに連泊できる？

台風が原因で欠航や運休が決まり宿泊を余儀なくされた時、連泊出来るかどうかはホテル次第ですが、出来ることが多いです。

帰れない人がいるということは運休や欠航の影響で来られない人も一定数います。

観光地のホテルには、運行や欠航による宿泊キャンセルが多く入っている可能性が高いです。

チェックアウトを済ませた後でも、延泊の手続きができる場合がありますので、宿泊したホテルに確認してみてください。

キャンセル料は発生する？

宿泊予約をしている以上、どんな理由があってもキャンセル料は発生するものと考えておきましょう。

ホテルによっては、「キャンセル料は結構です」と言ってくれるところがあります。

それはホテル側の好意であり、基本的には支払うべきものだということを覚えておきましょう。

キャンセル金額については、予約時のキャンセルポリシーを確認するか、予約した宿泊施設に直接確認すると教えてくれます。

連泊を予定していたけど、急遽臨時便が取れたなど宿泊をキャンセルするときは、必ず宿泊施設に連絡を入れましょう。

欠航や運休による延泊料金は自己負担になる？

台風による欠航や運休に伴う宿泊費は自己負担です。

台風や悪天候が原因となる運休や欠航は、鉄道や航空会社にはどうすることもできない事由なので、鉄道会社や航空会社は乗車チケットの払い戻し以外は行ってくれません。

航空券に限り、旅行保険やクレジットカードの付帯サービスで費用が保険適用される場合もあります。

• 航空機遅延費用補償
• 航空機遅延費用特約

加入している旅行保険やクレジットカードの付帯サービスなどを確認しておきましょう。

ただ、補償や特約を利用するにしても、後で保険金の請求を行うだけで当日の支払いは必要になることがほとんどです。

天候に不安があるときは、ある程度の費用が掛かることも事前にチェックしておきましょう。

停電などに見舞われた場合はクレジットカード決済ができない場合もありますので、現金を持っておくと安心です。

台風で帰れない場合宿泊費は安くなる？

台風の被害が多い沖縄の観光地や九州などでは「台風割」を採用しているところもあります。

宿泊先のホテルを予約する際に「台風で欠航のため宿泊したい」と伝えると、１泊あたりの料金を提示してくれるホテルが多いようです。

割引額についての公表はありませんが、地元の方たちも避難先の一つとして台風割を利用して宿泊に来ることもあるようです。

ネットでの予約ではそこまで詳しい話はできませんので、直接話ができる電話予約もしくは対面予約の際は聞いてみてください。

欠航や運休で帰れない時にやるべき対処方法

欠航や運休の為に帰れないことが決まったときにやるべきことは以下の４つです。

• 運航再開のチケットの確保
• 宿泊先の確保
• 食料の確保
• 欠航・運休チケットの払い戻し

台風は暴風や豪雨、土砂崩れや高波などで命にかかわる災害につながる可能性がありますので、身の安全を第一に行動をしてください。

空港のロビーや駅などで一夜を明かすこともあり得ますので、食料と水分の確保はなにより優先した方が良いです。

それぞれ詳しく解説していきます。

運行再開のチケットの確保

台風で飛行機が欠航になった場合、被害状況によっては１日から数日間、帰りの飛行機が取れない場合があります。

台風の進行速度や復旧の予想をし、なるべく早く帰りのチケットを確保してください。

帰りの便が決まらないと、何日延泊をすればいいのかが決まりません。

ホテルによっては、宿泊条件に「帰りのチケットが取れたこと」を条件にしているホテルもあります。

欠航が決まったら、なるべく早めに帰りのチケットを確保することで、その後の行動がスムーズに行えることが多いです。

延泊分のホテルの確保

元々宿泊していたホテルでもいいですし、都市部のビジネスホテルでもいいので、安全に泊まれる場所を確保しましょう。

リゾート地のホテルは都市部のホテルよりも比較的空いている場合が多いので、都市部や空港・駅周辺のホテルが満室の場合はリゾート地の選択もありだと思います。

早めに決断をして行動することで、選択肢が広がります。

ホテルまでの道のりで被害にあう可能性もあり得ますので安全に注意しながら、ホテル選びを行ってくださいね。

食料の確保

ホテルが確保できてもできなくても、食料を確保しておきましょう。

台風の時は、交通網もストップするため食品の流通が一時的にストップします。

宿泊先のホテルにも食品の納品が行われなくなりますので、スーパーやコンビニなどで食料を確保しておきましょう。

空港や駅にもある程度の備蓄がありますが、自分でも食料を持っておくと安心ですね。

買い占めるのではなく、必要な分だけを確保しておきましょう。

チケットの払い戻し

欠航や運休になったチケットの払い戻しを行いましょう。

欠航になった航空券の払い戻し…30日以内（Webでは10日以内）
運休になった乗車券の払い戻し…１年以内

チケットカウンターに並んで、払い戻しの手続きを行うイメージがありますが、払い戻しは期間内であればいつでも行うことができます。

インターネットでの払い戻しも行うことができますので、急がずに払い戻しを行いましょう。

期間を過ぎてしまうと払い戻しができなくなってしまうので、忘れないようにご注意ください。

宿泊先が見つからない時はどうすればいい？

宿泊先が見つからないときは以下の方法で、泊まれる場所を探してみてください。

• 駅や空港から離れたホテルをあたる
• 当日予約可能な宿をネットで探す
• 避難所に行く

欠航や運休が確定すると空港や駅周辺のホテルは満室になってしまうことはよくあります。

どうしても宿泊先が見つからない場合は、駅や空港のロビーなどで一夜を明かすこともできますが、身体的にかなり厳しいです。

寝袋や毛布の配布などがある場合もありますが、熟睡することは出来ず疲れもたまります。

できる限り宿泊先を探して、空港や駅は最終手段として考えておきましょう。

駅や空港から離れたホテルをあたる

駅や空港が近いホテルが満室だったら、少し距離の離れたホテルを当たってみましょう。

予約でいっぱいとなっている場合でも当日枠として、宿泊できる可能性があります。

ホテルは台風や地震などの天災に備えて避難時の対応や災害時の宿泊所として活用できるように普段から訓練をしています。

観光地などのホテルでは、道路が通行止めになっていない場合、空港や駅周辺まで送迎してくれる場合もあります。

当日予約可能な宿をネットで探す

欠航や運休が決まると、ホテルにもたくさんの電話が入り、なかなか電話が通じないこともあります。

そんなときはネットで宿を探しましょう！

アパホテルや東横イン、ルートインやスーパーホテルなど、ネットから当日予約が可能なホテルはたくさんあります。

現在地周辺にあるホテルでネット予約可能なホテルがあったら、片っ端から予約を試みてくださいね。

避難所に行く

被害予想が大きく自治体の避難所が開設されている場合は、避難所に行きましょう。

市民でなければ利用できないと思っている方も多いですが、旅行者でも避難所を利用することができます。

駅やホテルの人に近隣の避難所の場所を聞き、安全に動けるうちに移動をしましょう。

またNHKのサイトでは現在開設されている避難所情報や混雑状況もリアルタイムで確認できます。

避難所を探す>>【NHK】全国の警報・注意報 避難情報

台風で運休や欠航の時はホテルに連泊できる？帰れない時の対処方法も調査まとめ

台風で運休や欠航が決定した時はホテルに連泊することが可能かその対処方法をまとめてきました。

ホテルによってできる場合とできない場合がありますが、延泊や連泊に応じてくれるホテルはたくさんあります。

基本的には運休や欠航に伴う宿泊料金は自己負担ですが、旅行保険やクレジットカードの付帯サービスで保険が適用される場合があることも紹介してきました。

台風はその勢力や速度により命に関わる甚大な被害が出る可能性のある気象災害ですから、身の安全を最優先に考え、宿泊先や食料の確保を行いましょう。